という事で、やってきたのは、久留米の「生栄軒」、このブログでご紹介するのもこれが最後という事で、本当に残念ですね。
おばちゃんが28年の長きに渡って、切り盛りされてきたラーメン屋さん、おばちゃんがご高齢というのもあり、来年には店を閉めようか、という話しは出ていたのですが、体調を崩されて、しばらくお休みされていて、結果的にやはり体調がすぐれないとの事で、閉店されるとの事、ただ、最後に、12月3日(金)~5日(日)の3日間の11時~17時頃まで、「御ひいき頂いた皆様に、感謝の気持ちを込めて、三日間だけ開けさせていただきます」との事で、常連さんでもなかったのですが、やっぱりたまらずに啜りに行ってきました。
思い起こせば、タフちゃんやいくりさんのブログ等で、その存在を知り、その後もカナカナさんのブログ等を見るにつけ、これは啜らなきゃ、という事で、初めて、ラーメン食べるためだけに電車に飛び乗って啜りに行ったのは、一昨年12月の事。
もう初めて行った時から、お店の雰囲気、ラーメン、そしておばちゃんに心奪われた感じで、超・お気に入りのお店となりました。
そして、昨年10月の昼呑みの際には、昼呑みの前と、その後の2回に渡って、お店を訪れて(初めての事でした)、ラーメンの味の違いにビックリしたものでした。
(でも、もちろん、それぞれ美味しかったんですよ)
今年の7月末の昼呑みの前にも寄ってラーメン定食を堪能。
ブログの記事のカテゴリーで、「ラーメン(久留米)」と作ってますが、過去の4軒は、この「生栄軒」のみ!!
本当に唯一無二のお店でした。
すみません、すっかり前置きが長くなってしまいましたが、それだけ思い入れがあるという事で、お許し下さい。
12月3日~5日という事だったのですが、土日は予定が入っていて、最初から行けないのが分かっていたので、3日(金)しかないという事で、仕事中に抜け出して、電車に飛び乗り、お店へと向かいました。
たぶん、お客さん多いだろうし、おばちゃんも大変だろうから、本当はラーメン定食食べたいけど、ラーメン単品にしよう!、と心に決めて、お店へと向かいました。
お店の入り口の、この提灯と、営業中を示すパトライト、ちゃんと光って回ってます、これも見納めなんですね(涙)
11時20分頃でしたが、お店の前には待ち客なし、で店内に入ってみると、先客は3~4名だったかな、思ったほど多くはなかったですね。
(たぶん平日の昼前だったからだと思います、土日は待ち客も出たとの話でしたから)
カウンターの向こうには、思いのほか元気そうなおばちゃんのいつもの笑顔、ホッとして、こちらまで笑顔になる感じ。
娘さん?、とお孫さん?、の2人がお手伝いに来られていました。
すぐ後に、お客さんが一人来られたので、振り向いてみると、なんとヨウスケさんでした。
誰かと遭遇するかな~、とは思ってましたが、やっぱりという感じ、でもヨウスケさんは、もう1回は来られるとの事で、ちょっと羨ましくもありました(^^;
前を見ると、こんな貼り紙が。
おっ、なんと、感謝価格という事で、ラーメン、そして、ラーメン定食までもが300円になっていました。
でも、最初から決めていたので、ラーメン(通常450円→300円)を注文!!
おばちゃんと、それからもう一人の方からも続けて、「ラーメン定食じゃなくて良いですか?」と聞かれましたが、一度決めたら融通が利かない人間なんですよ、「あっ、いいです」と言っちゃいました。
(でも、周りはラーメン定食の方ばかりだったし、思ったほど人もいなかったし、おばちゃん一人じゃなかったしで、ラーメン定食頼めば良かったかな~、と心の中では、半分後悔してました(^^; )
そして、少し待って、いよいよ最後の一啜りとなる、おばちゃんが作ってくれた、大好きなラーメンがやってきました。
いつものラーメンです、でも、最後なんです(涙)
まずは、ずずっとスープを啜ってみます。
おばちゃん自身が以前言われてましたが、仕込んだばかりの週の前半より後半が美味いよ、と言う事でしたが、3日間の初日という事もあり、ややライトな感じかな、そして、涙の味か、若干しょっぱくも感じましたが、でも、じんわり旨いここだけのお味、最後の一啜りをできる機会を与えて頂いたおばちゃんとそのご家族に、ただ、ただ、感謝という感じです。
続いては、中太のストレート麺を啜ってみます。
優しい柔めの茹で加減、いつも以上に柔めに感じましたが、おばちゃんの優しさがなおさら滲み出ている感じで、ありがたく頂きました。
(すみません、味わう方優先で、写真はテキトーになってます)
いつものチャーシューに紅ショウガ、美味しく頂きました。
そして、サービスの烏骨鶏の生玉子がカウンターの上にあった事に気づいてませんでした(^^;
おばちゃんに言われて気が付いて、ラーメンも終わりの方だったし、ラーメンはそのままで食べたかったのもあって、醤油をかけて、かき混ぜて、おばちゃんに言われた通り、ズズッと啜りました、濃厚で美味かったです。
そして、名残惜しい感じですが、ラーメンもスープまで完食!!
この癒しの、旨いラーメンが二度と食べられない、おばちゃんにも会えない、このお店そのものに再び訪れる事は出来ない、そう考えると、残念でたまらなく、本当に寂しい限りです。
帰り際、いつもの如く、缶ジュースも頂きました。
(偶然にも、初めて訪れた時と同じキリンレモンでした)
おばちゃんに、「ごちそうさまでした、ありがとうございました、元気で頑張って下さいね」と声をかけ、おばちゃんから笑顔で「ありがとうございました」と言われ、後ろ髪引かれまくりでお店を後にしました。
おばちゃん、本当に長い間、お疲れ様でした。
たくさんのみんなに、その笑顔と、ラーメンと、味のあるお話しで癒してくれたおばちゃんも、今度は癒される番、いつまでも長生きされて、楽しい時を過ごされて下さいね。
ごちそうさまでした

☆ 生栄軒(しょうえいけん) ☆ 【平成22年12月5日をもって閉店】
【住所】 久留米市日吉町26-19
【電話番号】 0942-33-0329
【営業時間】 11時(実際はもっと早く開けているとの事)~14時、18時~25時
【定休日】 日祝日(たまに臨時のお休みあり)
この記事へのコメント
じんぱち ょ
なかなか久留米まで行く機会がなく、しかし、近いうちに久留米ぶらり太り一人旅を計画中だったので、
知っていれば(3~5日は予定もなく空いていたので)、行ってみたかったです>
H@RU
私・・・食べれませんでした。。。(涙)
ほっこり落ち着く、おばちゃんの笑顔が素敵な店でしたね。。。
残念です。。。
娘さん・・・後を継いでくれんかなぁ。。。
かめ
早速コメント頂き、ありがとうございます。
すみません、いくりさんのブログに店主のお孫さんから告知の書き込みがあったのですが、あまりたくさんの人に広めてもおばちゃんが大変かな~、と思い、結局誰にも他の方には連絡しないままで終わっちゃいました。
じんぱちょさん、近いうちに久留米にでもと言われてましたよね、やっぱりお教えしておけば良かったですね、本当にすみません m(__)m
かめ
コメント頂き、ありがとうございます。
それは残念でしたね~。
本当に、数日経ちましたが、ラーメンそのものよりも、おばちゃんの笑顔が忘れられないんですよね~、本当に良いお店でした。
本当に、誰か継いでくれたら良いんでしょうけどね(^^;